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2007年11月22日, 木曜日

『伝えなければ』

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「夜回り先生」と呼ばれている教師がいる。その「夜回り先生」の講演会に出席した教会の役員が私に感動を証ししてくれた。自分の体も健康ではないのに身を削って夜の町にしか居所を見つけることのできない若者たちに関わりを持ってきた。昼は講演で全国を飛び回り、夜は夜学の教壇に立ち、深夜に町に出て救いようのない子供たちに愛の手を差し伸べる。その活動を通しての経験に裏打ちされた話は迫力がある。私は本で読んだことがあったのとNHKのテレビで見たことがあったのでだいたいの想像はつく。彼は子供たちを「花の種」と考えている。どんな花の種も、植えた人間がきちんと育て、時期を待てば必ず花を咲かせる、と信じ切っている。こういう人の講演を聴いて少しでも真剣に子供たちに向き合う大人が増えてくれれば、と思う。
の働きによって多くの子供たちが、リストカットを思いとどまり、自殺を思いとどまって、真剣に生き始めた。彼らだって最初から希望がなく生きてきたわけではない。彼らを取り巻く環境がそんな子供たちを生み出したのだ。夜の町へと追い込んでしまったのだ。僕は興味があったので夜回り先生のブログを見たことがある。そこには子供たちの心の叫びがあった。そして夜回り先生への感謝の「救われた」と言う言葉があふれていた。
の地球上で失われていく多くの命。戦争、災害、エイズ、自殺…いとも簡単に大切な命が奪われていく。しかし、罪によって滅びに向かう人は数え切れない。誰かが手を差し伸べなければ地獄はあふれる一方だ。
「地獄を略奪し、天国を人々で満たせ」を合い言葉にアフリカを始め世界で宣教を繰り広げている「炎の伝道者」と呼ばれている人がいる。聞くことがなければ救われない。伝える人がいなければ聞くことができない。なぜ伝道しないで安穏としていられるのだろう。もうすぐクリスマス。キリストを伝えるには最高の時だ。

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