2008年7月 9日(水)
『2008/06/06 小坂忠&Friends LIVE at THUMBS UP ~yokohama~』
待ってましたの小坂忠&Friendsライブ!
今回のFriendsは2センチ(ギター中野督夫さんとキーボード細井豊さん)と、ドラム上原ユカリさん、ベース富倉安生さん、そしてスペシャルゲストに鈴木茂さん。元祖Friends (i.e. 実質のTin Pan)に勝るとも劣らない豪華な顔合わせです。
還暦まで残り1ヶ月の忠さん、今夜は鮮やかな赤シャツで登場。1曲目は”People get ready”からスタート。
「このサムズアップで去年やった時に、来てくれたみんなと約束したんですよね、またやる時にはぜひ来てね、って。前回、来てくれた人、いるのかな?」との問いかけに、「いるよー!」の声があちこちから。カウンター席まで満員の客席です。
「夜の横浜を、一緒に旅しましょうか。」ということで始まった”ボンボヤージ波止場”は、今夜は珍しくアルバム「モーニング」のバージョンのアレンジ。そしてさらに続けて、”早起きの青い街”。モーニングはもっと評価されるべきアルバムだと思っている私には、これはうれしい選曲です♪
すっかり忠さんのライブのレパートリーとなったカバー2曲は、”How sweet it is (to be loved by you)”と”Ain’t no sunshine”。
督夫さんが熱いギターを弾くとユカリさんのドラムの熱も上がり、それを受けてもちろん忠さんのヴォーカルも力を増す。という、この痺れるような緊張感。今夜の”Ain’t no sunshine”は、今まで聴いた中でも出色の名演でした!
ちょこちょこ遊び心を発揮してくれるユタさんのキーボードに、スキンヘッドで迫力満点の富倉安生さんの重厚で力強いベース。どちらも今夜のライブになくてはならない存在です。
さて、ここで飛び入りゲスト。なんとEPOさん登場です!
「今日このライブがあるって聞いて、今日、私、
チケット買って入ってるんですよ!」
まさしく飛び入りです(笑)。
「じゃあ、繰り出しましょうか?」「繰り出しましょう!」
ということで、曲は誰でも知ってる”DOWN TOWN”!
そしてさらに飛び入りゲスト。
「日本のジャニス、金子マリ!
そしていつもマリさんとやってるギター、森園勝敏!」
うきゃー! 年齢層高めの客席は半狂乱の大興奮状態。ものすごい大歓声です!
曲は”You’ve got a friend”。いい雰囲気♪
そしていよいよお待ちかね、スペシャルゲスト鈴木茂さんのコーナー。
1曲目にいきなり”8分音符の詩”からはじまって、”ソバカスのある少女”、”花いちもんめ”、”砂の女”、怒涛の4連発! これはもう、かっこいいとしか言えません。かっこいい!
そんな茂さんのギターをフィーチャーした”機関車”は、忠さんのヴォーカルも確実にいつも以上にアツイ!
アルバム「ほうろう」や「People」からの怒濤のナンバーで大いに盛り上がった後、アンコールでは”(I love you) for sentimental reasons”と”What a wonderful world”でクールダウン。
しっとりと終わるのかと思いきや、なんと最後の最後はゲストも全員参加での大盛り上がりの”Birthday”! 豪華すぎてステージ上はもはやカオスです!
しかも茂ギターがこれ以上ないほど本気で炸裂。ステージ上の共演者たちも茂さんのギターに釘付け♪
休憩を挟むことなくノンストップで実に2時間40分。本当に豪華で和気藹々と楽しくて、しかも充実の内容で、なんとも素敵なライブでした。
やーおなかいっぱい、楽しかったー♪ こういうライブ、ぜひまたやってくださいね、忠さん。楽しみに待ってますよ!
▼ セットリスト
1. People get ready
2. ボンボヤージ波止場
3. 早起きの青い街
4. How sweet it is (to be loved by you)
5. Ain’t no sunshine
6. He comes with the glory
7. ゆうがたラブ
- 飛び入りゲストコーナー -
8. DOWN TOWN (with EPO)
9. You’ve got a friend (with 金子マリ&森園勝敏)
- スペシャルゲスト・鈴木茂コーナー -
10. 8分音符の詩
11. ソバカスのある少女
12. 花いちもんめ
13. 砂の女
- 小坂忠 feat. 鈴木茂コーナー -
14. 氷雨月のスケッチ
15. 機関車
16. ほうろう
17. Hot or cold
18. I believe in you
19. Sailing
20. しらけちまうぜ
En1. (I love you) for sentimental reasons
En2. What a wonderful world
En3. Birthday
(reported by OMIZU-san)