2006年9月14日, 木曜日
『伝道と健康』
11月3日から5日にかけて沖縄でフランクリン・グラハム沖縄大会が開かれる。沖縄本島中部の北谷にある運動競技場に特設のステージを作り1万5千人を収容する野外集会場が出来る。日本でこれだけ大規模な伝道集会を開くのは数十年ぶりかも知れない。私は委員会の要請を受けて日本側のプログラムディレクターとして協力する事になった。メッセンジャーのグラハム師と彼が連れて来るトミー・クームスバンド、日本側のゲスト出演者、聖歌隊、地元のミュージシャンなど…これを3時間でまとめるプログラム作りにはジェリコジャパンをやって来た経験が多いに活かされた。私の提案でジェリコのようにワーシップリーダーがチームと共にワーシップソングによって全体をリードする案が採用された。大会が終わっても地元に何かが残るようにと考えて、沖縄のミュージシャンでワーシップバンドを作る事になった。毎月プレイズナイトを開催して賛美と祈りによって大会を盛り上げていく事になった。ジェリコから10年のこの年にジェリコジャパンでやって来た事をこのように活かせるのは私にとって実に嬉しい事だ。
私がここ数年の働きの中で感じていた事は日本の教会の伝道の熱が冷えている事だった。しるしと不思議を伴う神の御業に期待する集会は数多く開催されて来た。しかし、このように純粋に伝道にフォーカスした集会は少なくなってしまった。だから私は期待しているのだ。伝道する事によってクリスチャンの信仰が健康になると私は信じている。自分が受ける事よりも与える事が祝福を受ける聖書的な方法だからだ。
イエス様が言われた。「何処からパンを買って来てこの人達に食べさせようか?」ピリポが応えた。「200デナリのパンでは足りません」アンデレが言った。「ここに5つのパンと2匹の魚があります」…5 千人の給食の場面での会話だ。ピリピは無いものに目を止め、アンデレはあるものに目を止めた。
何かをはじめようとする時、どうしても無いものに目が向いてしまう。人材が少ない、クリスチャンのミュージシャンが少ない、聖書の知識がない、自信がない、ない、ない、ない…。ないものに目を向けると絶望的になる。しかし、全てのクリスチャンには救われた喜びがある。それがあれば十分に伝道出来るはずだ。ともかくグラハム大会に友人を誘えばいい。そこには最高の音楽と磨き抜かれたメッセージが用意されているのだから。
ジェリコジャパンを経験した多くの人がいるはずです。ぜひ祈って下さい。参加して下さい。もう一度ジェリコの熱い感動を共にしましょう。日本一長寿の島で。