2004年10月 7日, 木曜日

『少しでも遠くへ飛びたくて』

041007.jpg祥の地ギリシャに帰ったオリンピック。毎日のテレビ観戦で睡眠不足の人も多いようですが、私もその一人です。日本で関心の高い競技といえば、やはり水泳や柔道、マラソンなどで、残念ながら陸上競技への関心は今一の感があります。陸上競技は早く走る、高く飛ぶ、遠くへ飛ぶ、遠くへ投げるという、すごく分かりやすい競技です。マラソンの高橋選手のコーチをしていた小出監督が「この子はかけっこが好きなんですよ」と言ったように、陸上競技の原点はそんなところにあるのかもしれません。その陸上競技に今ではない種目がありました。助走を付けずにジャンプする『立ち高跳び』『立ち幅跳び』といった種目が初期の近代オリンピックには存在していたといいます。同じ遠くへ飛ぶ競技に『立ち幅跳び』『走り幅跳び』『三段跳び』と言うバリエーションがあったのです。「ここから何処まで跳べる?」「それなら、走って何処まで跳べる?」「じゃあ、3歩で何処まで行ける?」と、子ども達の声が聞こえてくるようです。しかし、助走なしの『立ち幅跳び』から助走付きの『走り幅跳び』に比べ、三歩で何処まで跳べるかという、跳ぶに至るプロセスまでをも含めた『三段跳び』への飛躍には画期的なものがあります。私はこの飛躍が日本の教会にも必要だと思うのです。

本の教会が行なってきた伝道というと、特別伝道集会という看板を立てて人を集め、ストレートに福音を語り、信じるか信じないかの決断をチャレンジする『立ち幅跳び』的なやり方でした。やがて音楽家やスポーツマン、実業家などのゲストを呼んで「チャペルコンサート」や「講演会」などで福音を伝える『走り幅跳び』的なやり方が起こりました。

『三段跳び』は教会が地域社会に対して行なう奉仕活動やゴスペルクワイヤーなど、社会のニードに応えるプログラムのことです。これは直接伝道ではなくて、教会と地域社会との関係作りです。これはまさに『三段跳び』的発想です。関係作りというプロセスを飛ばして一気に救いに導くのとは画期的な違いがあります。人を集めるプログラムではなく、人が集まるプログラムです。オリンピックを観ながら伝道のホップ・ステップ・ジャンプを考えるのもまた楽しいじゃあないですか。少しでも遠くに、多くの人に素晴らしい福音を伝えるために。

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